自分に都合の良いことには、猜疑心がうまく機能してくれない。
期待し過ぎてしまうから、そう簡単にうまいこといかないよな、と思えなくなってしまう。
嘘だ、裏切りだ、と糾弾したくなってしまう。
怒りを感じる自分が恥ずかしい。
悲しいことは言いたくないけど、信じたのは自分だ。自分が悪い。
人間なんて、信じなければ良い。
そんなことができれば、きっと生きることも難しくはないんだろうなと思う。
人間なんて信じられない。
ということに限ってはなかなか信じられない。
自分に都合が悪いからだろうか。
それともまだどこかで人間を信じたいと思うからなのか。
なにが変わるわけでもないだろうけど、
花弁が枯れて丸坊主になってもなお大事に花瓶に挿していたスカビオサを火に焚べてやった。
ただただ、火が綺麗だ。