ミズノの捕球、壱ノ型

今日はフジテレビでENGEIグランドスラムを観ていた。

大好きなナイツのネタにはとても笑わせて貰った。

私はナイツにいつもドンピシャでツボを突かれる。

しかし、あれは一体何人に通じるネタなのだろうか。

やはり何にしても、一箇所を狙って研ぎ澄まされた刃で突かれる方がハマった時の威力は凄まじい

それを実感した。

 

 

テレビでお笑いが流れている日はとても気分がいい。

 

気分が悪い日は、好きなものにも手をつけることが億劫な日も多い。

無理に自分の笑顔を探すのも労力を要し、大変な作業に思う。

このことに共感する人も少なくないのでは、と思う。

しかしそんな中、最近新しい趣味の様なものを見つけた。

 

そう、それが「お笑い」だ。

 

人を笑わすことを生業としているお笑い芸人たちは、

やはりその方面においてはプロフェッショナルで、

多少気分が落ち込んでいる時であっても笑わされる。

 

その笑いは、出会い頭、不慮の事故と言える様な、

こちらが笑う準備も出来ていないのに突然、

無理矢理に声を立てて笑わされる。

 

ありがたいことにここ最近は一昔前と比べて、

お笑い色の強いバラエティ番組が増えてきた様に思う。

 

ちょうど、二年三年前ほどに、

最近のテレビはお笑いが少ないのではないか、

と嘆いていたことが自分で思い出される。

 

平成中期と言えようか、私が小学校に通ってたあたりは、

お笑い芸人がネタを披露する番組が多かった様に思う。

 その頃にはゴールデン枠で放送されていたアニメも多かった。

当時、テレビ局各局、放送する番組の色に曜日による統一感があった。

 

月曜の夜は恋愛ドラマ、

火曜の夜もドラマで、こちらはミステリ色が強かった覚えがある。

土曜日は、少しポップなドラマの後に、

長いこと同じお笑い番組が放送されていた。

 

そして、笑いの水曜日。

某局はゴールデンタイムから深夜に至るまでお笑い一色だった。

 

この頃の私はテレビっ子で、

毎日曜日で色が統一されていたテレビを楽しみに生きていた。

学校に行けばその前日に観たテレビの話題で持ちきり。

そんな楽しい時代だった。

 

最近は若者のテレビ離れが深刻に問題視されている。

情報を提供する媒体が変わっただけで、

社会問題の様に取り扱うのはいささか大袈裟ではないのか?

とも思えなくはないのだが。

 

かくいう私も、二十代になってからは、その以前に比べれば、

テレビを視聴する時間は格段に減った。

それはテレビを習慣的に見れるほどの時間を確保できなくなっただけなのだが。

 

話が戻るが、令和の時代に入ってから、

テレビはお笑いによる活気を取り戻しつつある様に思う。

調べてないから根拠はない。

しかし私自身毎週楽しみにしている番組が増えている。

 

いいタイミングで無職になったものだ。

 

お笑い第7世代という言葉が台頭し始めてから、

世間がお笑いに向ける目の数が増えたのか。

彼らが今のお笑い界を牽引しているのか、

そこまでは詳しくないからわからないのだが。

しかし、私にとってはとてもありがたいことだ。

 

テレビがついていれば、勝手に彼らが笑わせてくれる。

まさに不慮の事故だ。笑う気なんてさらさらないのに。

 

今の私はお笑いにとても支えられている。

切実に。

 

何かおすすめがあれば教えていただければ嬉しいです。