春の朝を

この時間は、やはり気持ちが溢れてしまう。

 

こうして、半分落ち掛けている意識の中、

白い画面と向き合っているのだが、

 

私の不信はどこに起因しているのか、

誰かに裏切られた積み重ねか、

人の期待に対して自分が裏切ってしまった積み重ねか、

どちらの結果なのだろう。

 

その静かで単調なリフレインが毎晩頭の中を渦巻いている。

 

お前は悪くない。

 

私がずっと欲しい言葉だった。

 

最近、その言葉を聞いたけど、

 

何も信じられなかった。

 

私が欲しいものは言葉なんかじゃなかった。

信じることをやめたら裏切られることも何もなくなる。

 

じゃあ私は何をしたいの?

 

事実が欲しい。真実は、信じる者の下にしか顕れない。

 

信じることは辛い。でも

 

それがいつか実を結び、ちゃんと春が来るのなら、

信じてみたいと思う私もいる。

 

信じるってそう言うことか。

 

信じることの手前に、信じると言う種を植える。

 

ストレリチアの花が咲く保証もない。

きっと今年も桜は咲かないだろう。

 

でも、私は水をあげる。

 

信じるものはみんな盲だ。

 

まだ、冬は明けないし、朝も来ない。

 

あれから、私は君を愛する自分を信じている。

そんな私を愛している。

 

花が咲いた時、また言ってくれ。

 

お前は悪くない。


松任谷由実 - 春よ、来い

 

youtu.be

 

一人の冬はまだ当分明けないけど、

いつか絶対明けるんだ

 

夜はまだまだ続く、けれど、必ず、

 

朝は来る。痛くても、待つ。肩を抱き合って、笑い合える日を。

 

私は、